婦人科勤めの私が婦人科に入院手術したら卵巣ガンだったお話

婦人科勤務の私が婦人科に入院手術そして卵巣がんの治療を受けた話を綴ります。

抗がん剤治療 (TC療法) 1クール 8日目【シビレは続くが元気。そして体重変化について】

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さて。

昨日、7日目はお休みの日だったので朝からのんびり過ごしました。

寝ている間に脚の痛みを感じロキソニンを飲んだ記憶がありますが、昨日自体はロキソニンを飲まずに過ごせました。

ただ、朝から胃もたれが・・・そして心なしか気持ち悪い・・・

これは副作用によるものなのか、それとも単純に胃もたれなのかわかりません。

そうでなくても体重が落ちかけているので頑張って食べたい私。

というわけで、昨日はついにプリンペラン(吐き気止め)を夕食前に飲みました。おかげさまで夕食の「鍋」はしっかり平らげることができ、体重減少も起きずにホッとしました。

 

8日目の今日は投薬してから一週間ですが、本来は火曜か木曜に投薬予定なので、検査と診察は明日。今日はお仕事です。

今までの中で一番元気かも、というぐらい元気です。

こ、これが抗がん剤投与2週間目の「元気!」というヤツかしら?!と思うぐらい。

 

それでも手指のしびれはありますね。

本日は張らないホッカイロを持参して、暇さえあればモミモミしています。

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でも・・・基本的に仕事中、PC以外でも手指を使わないタイミングなんてほぼないので、一番シビレに効いてほしい右手指先には使えないという残念なお話(笑)

まぁ、暖かいので気持ち良いんですよね。それはgood!

明日以降は足先のシビレ対策に靴下ホッカイロを付けて出勤しようかと思います。

 

そういえば、爪を切るとき指先の感覚があまりにも違和感ありで難しかったですね。普通の爪切り、難しくなっちゃうのかしら・・・

とにかく言えることは、先日の投薬時に使用していた「弾性グローブ」だけでは効果がない!ということ。まぁ指先が空いているからかもしれませんが。

そんなわけで、次の投薬時にはさらなる工夫が必要そうです。

 

 

さて。

抗がん剤投与中の体重減少について、調べてみましたが、

根本的に悪心や食欲低下、嘔吐によっての体重減少が一般的で、

これらの症状がない人は、むしろ体重増(特に乳がん治療の方など)が逆に問題になる場合もあるそうですね。

 

なぜ、体重が増加してしまうのか?

  • 体調不良のため運動ができない
  • 食べ物から栄養分を処理・吸収する能力が変化している
  • 癌や化学療法が原因で体液が貯留している
  • 合併症治療のためのステロイド使用

ということらしいです。

運動できないことは自覚していますが、食べ物から栄養を吸収する能力が変化していることは、対処がとても難しいですね。少なくとも抗がん剤投与によって体脂肪の割合が変わってしまうかもしれないことへの対策は簡単ではなさそうです。

また、特に過度の体脂肪増加はがんのリスクへの増加につながりますが、即効性のある話ではありません

 

ということは。私のように根本的に食欲があって悪心がない人はそのうち体重が増えるというか、元に戻るのかしら。。。

でもやはり、体重減少・筋肉量の低下は問題になる事が多そうです。

化学療法を受けるがん患者さんの総筋肉量は平均6.1%減少するらしいという研究結果があるのですが、筋肉量が9%以上減少すると死亡リスクが3倍となり、生存率にも有意差が出てしまうそうですよ。

 

どうしたら体重減少・筋肉量の減少を防げるのか。

基本的には高エネルギー食がおすすめされていますね。

特にBCAA!! アミノ酸!!!タンパク質!!

BCAAって聞いたことがありますか?

私は山登りをやるに至り、これらのアミノ酸が運動時の栄養補給、筋肉のために大切と学びました。

BCAAは分岐鎖アミノ酸と呼ばれるものです。

具体的には、バリン、ロイシン、イソロイシンという必須アミノ酸で、筋肉の分解を抑えると同時に、筋肉の合成を即す働きがあります。

BCAAはまぐろ、かつお、鶏肉、豚肉、牛肉に特に多く含まれます

 

また、ビタミンDも大切です。

ビタミンDは骨の合成を即すだけでなく、筋肉の合成作用もあるようです。

ビタミンDは摂りすぎても摂らなすぎても病気になります(脚気が有名ですね)。

ビタミンDは魚介類や卵、キノコ類に多く含まれるので、

BCAAとビタミンDの組み合わせでご飯が頂けたら最高です!!

(ステーキのキノコ添えとか、親子丼とか)

 

がん患者さんは摂取エネルギーを多めにしたほうが良いそうですね。

手術後や抗がん剤治療中は、自分の体重に対する基礎代謝量に活動係数をかけたものをさらに1.1-1.5倍したほうが良いそうです。

基礎代謝量が 1400kcalでデスクワークの方は1.2倍するの1680kcalが必要なエネルギーですが、さらにそれを1.3倍すると2184kcalですからねぇ。驚きの増量です。

 

つまり、今まで通りの食事量だと不足している、ということですね。

 

手術後や抗がん剤投与中は、体重増減(できたら体脂肪率増減も)を毎日チェックして、不足しているのなら補うように努力し、増えてしまっていたなら気を使いながらの栄養補給に勤めたほうがよさそうですね。

私も早速、日々の食事を再度見直そうと思います!