婦人科勤めの私が婦人科に入院手術したら卵巣ガンだったお話

婦人科勤務の私が婦人科に入院手術そして卵巣がんの治療を受けた話を綴ります。

女性と漢方の話【婦人科がんの後遺症 もしくは 更年期症状や月経前症候群など】 〈日産婦学会2022より〉

訪問してくださり、ありがとうございます!!

まずはじめに、注意書きです。

私は医療従事者ですが、医師でも薬剤師でもありません。従って、治療方法やお薬のことを書きますけれど、診断できるわけでもありませんし、指導できるわけでもありません。あくまでも学術講演会に参加した勉強の成果(?)を述べているだけです。

自分自身や周囲の方の治療法などについては、あくまでも担当の医師や薬剤師等にご相談の上、治療や経過観察を続けてくださいね。

 

さて、前回の日産婦学会報告の最後に書きました。

ransounoushu-chiryo.hatenablog.com

 

私は以前所属していた大学病院が漢方外来があったために、漢方の先生から学ぶ機会も多かったのですが、今回の日産婦も漢方のお話がありました。

 

私たち婦人科がん(卵巣がんや子宮がん、卵管がん等)患者さんの多くは、いきなり卵巣を摘出しているので、更年期症状が出てくることがあることは皆さん良くご存じかと思います。

そして、婦人科がんに罹患していなくても、女性のライフスタイルのなかで、月経前に頭痛や腹痛イライラなどが訪れる「月経前症候群(PMS)」を感じたり、40代ぐらいから更年期症状を感じたりします。

もちろん、鎮痛剤などのお薬も使用すると思いますが、漢方で改善することができる可能性もあるのがこれらの症状です。

 

特に、卵巣がん患者さんは、ホルモン的な背景からホルモン補充療法を受けられず、更年期症状を感じても我慢したりだとか、何とか自然な方法で回避しようということが少なからずあるかもしれません。

そこで、漢方の登場ってわけなんです。漢方なら即効性はないかもしれませんが、各症状が改善するかもしれない。もしかしたら本当にパッと治るかもしれない。

 

ドラッグストアにもネットにも売っている漢方ですが、出来たら漢方は医師に相談して処方してもらうのが一番だと思います。的確に診断して処方してくださいますから。

 

とはいえ、どんな漢方があるのか知っておいても損はないですよね。

そんなわけで、今回は日産婦学会で私が聞いてきた漢方のお話を紹介したいと思います!!

 

まずは女性に処方されることが多い三大漢方から。

①当帰芍薬:月経不順、月経困難、頭重、頭痛、めまい、手足の冷え、むくみがその対象です。これを飲むとポカポカするって感じる人がいるみたいです。だから「冷え」を感じやすい人は処方してもらうと良いかも。 

 

②加味逍遥散: のぼせ、発汗異常、肩こり、頭痛、便秘、イライラ、不安不眠、月経不順、月経困難…PMS+更年期障害のファーストチョイスの漢方だそうですよ!!

 

③ 桂枝茯苓丸: 舌下静脈の怒張、頭痛、めまい、肩こり、月経不順、月経困難、しもやけやシミにも

→私は子宮内膜症の手術前後で飲んでいました。比較的飲みやすかったかなぁ、と思ってます。

 

↑上記三大漢方以外の漢方も掲げてくださっていました。「三大漢方の次の一手」です!!↓

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう):月経困難、便秘、イライラに効くそうですが、便秘に効くので逆に下痢になりやすいらしいのが注意点らしいですよ。

 

⑤白虎加入参湯(びゃっこかにんじんとう): 更年期ののぼせを取りたいときのお守りがわりだそうです。口渇や糖尿病にも効くそうです。すごいなぁ…

 

⑥黄連解毒湯(おうれんげどくとう):更年期症状で顔が真っ赤でのぼせている人、とにかくホットフラッシュに効く。熱を冷ます、イライラ、高血圧、アトピーなどの皮膚炎にも効果があるそうです。

私、ホットフラッシュだけでなくアレルギー性皮膚炎があるので、コレ飲んでみたいです。 

 

⑦半夏白朮天麻湯 (はんげびゃくじゅつてんまとう):めまい、頭痛、胃腸が弱い人に。PMS+ピルの導入時の吐き気などに効きやすいそうですよ。

 

⑧抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):イライラ、不眠、緊張感の強い人が主に。手足の冷えなどはあれど、他の主な症状がない方に良いそうです。

 

⑨加味帰脾湯(かみきひとう):不眠、不安、全身倦怠感、食欲不振、疲れ切って夜も眠れない人を前向きにしてくれるそうですよ!

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):不眠、精神不安、更年期の動悸を訴える人に有効、体力がある方向けです。

 

⑪桂皮加竜骨牡蛎(けいしかりゅうこつぼれいとう):柴胡加竜骨牡蛎湯に対して、こちらは身体が弱い人の不眠、不安に効くそうです。 

 

⑫半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう):実はコロナ渦で一番売れたものだそうです。:ストレスがかかった時にのどの異物感や詰まった感じを取ってくれる漢方です。

 

かなりの種類の漢方が出てきましたね。

 

女性はとにかく忙しい。朝から寝る迄やることがいっぱいあるので、習慣的に漢方を飲み続けることが難しい、と言う方が多くいるそうです。

 

でも、漢方は、気楽に、飲み忘れてもよいからという気持ちで、まずは1か月や1日2回でも良いから、食事の前後など気にせずに(本当はダメだけれども)、家族が寝静まってからとか、自分の用意ができるときにサッとお水で飲んでみる。…と言う事を心がけてほしいそうです。

また、副作用をあまり気にせずに飲むことも大切なのだとか。

 

飲みにくい漢方ですが「湯」と付いているのはお湯で溶かすと飲みやすいから試してみてと、言われたことがありますよ。

 

でもって、私が何を飲んでいるか?というと、いろいろ混ざっているコレです↓

子宮内膜症、チョコレート嚢胞由来の卵巣がんなのでホルモン補充は難しいけれど、市販のコレなら飲んで良いよ、とDr.から言われたので飲み続けています。

おかげさまで、卵巣欠乏症、更年期症状はかなり抑えられていると思いますよ〜。

 

少しでも皆さんが健やかな毎日を過ごせますように。

婦人科ガンは検診プラス検査が大事。

でも、ガンでなくてもさまざまな女性の症状が漢方で落ち着いたら嬉しいですね!!

ではでは、今日はこの辺で。

日本産科婦人科学会 学術講演会に参加しました。<学会報告>

またまたしばらくぶりの記事になってしまいました( ;∀;)

そして、訪問ありがとうございます(/・ω・)/

 

前回は、日本婦人科腫瘍学会に参加しますという記事を書いたのですが・・・

ransounoushu-chiryo.hatenablog.com

 

今回は日本産科婦人科学会(通称:日産婦 にっさんぷ)の学術講演会にライブ配信およびオンデマンド配信にて出席しました。

例によって、コメディカルとして格安チケットをゲットしてでの参加デス( ̄▽ ̄)

第74回 日本産科婦人科学会 学術講演会



今回は産婦人科の学会なので、私の関係する分野の講演も沢山あります。

そう、産科も婦人科も・・・お産も婦人科疾患も不妊治療も、すべての産婦人科に関する一番大きな学会が開催されました。

 

ライブ配信のみのものもありましたが、卵巣がん治療の詳細や手術方法、そして再発卵巣がんの治療については(自分の分野よりも力を込めて)なるべく聴講しました。

 

ここで注意書きです。

私は医療従事者ですが、医師でも薬剤師でもありません。従って、治療方法やお薬のことを書きますけれど、診断できるわけでもありませんし、指導できるわけでもありません。あくまでも学術講演会に参加した感想、勉強の成果(?)を述べているだけです。

自分自身や周囲の方の治療法などについては、あくまでも担当の医師にご相談の上、治療や経過観察を続けてくださいね。

 

 

・・・というわけで、日産婦でお勉強したことを書いておきます!!

とにかく、卵巣がん治療について言えること

 手術が第一!!とにかく手術ですべての腫瘍を取り除くことが大切!!

・・・これは、先日参加した婦人科腫瘍学会でも感じた想いです。

手術は私たち患者からすると先生にお任せするしかありません。完全にまな板の上の鯉。

だからこそ、信頼できる先生に、信じて身をゆだねて臨む。それが手術ですね。

 

たとえば、stage IIIの患者さんで腫瘍が残ってしまった手術と、stage IVの患者さんで完全に腫瘍を取り除けた手術は、ほぼ同義語なんだそうですよ。

それぐらい、手術って本当に大切なんですって。

 

また、今、維持療法で使われている各お薬についても勉強しました。

  • BEV ( ベバシズマブ:アバスチン):消化管穿孔や高血圧になりがち
  • Ola  (オラパリブ:リムパーザ):BRCA陽性で使用するが貧血が強く出る
  • Nira (ニラパリブ:ゼジューラ):血小板減少の副作用が多い

すでにこれらのお薬を使用されている方も多いかと思います。

この3種類が使えるようになってから、それまで生存率が低かった卵巣がんの患者さんも劇的に生存率が上がったと言われるほどだそうです。

 

卵巣がんの治療の中で、手術とTC療法の抗がん剤治療のあとに行う維持療法。それぞれの組み合わせで効果的に治療を進めるそうです。

また、再発した場合もこれらの組み合わせによって使い分けを行うのだとか。

例えば・・・

①手術+TC療法+ゼジューラで維持療法→再発したらアバスチン→→再再発したらリムパーザ

②手術+TC療法+ゼジューラで維持療法→再発したらリムパーザ→→再発したらアバスチン

③手術+TC療法+アバスチンで維持療法→再発したらゼジューラ+リムパーザ→→再発したらリムパーザ

などなど・・・という構図があるそうですよ。

(・_・D フムフム。いろいろな組み合わせで再発しても対応できそうですね。

 

ちなみに、卵巣がんの再発率は

stage I, II: 10-20% /  stage III: 50%以上 / stage IV: 70%以上と推定されています。

でも、あくまでも確率は確率ですから、自分がどうなるかはホントわからない。

stage I でもすぐに再発してしまう人がいる一方で、stage IVだって再発しない人、もちろんいらっしゃるんですもん。

 

また、再発卵巣がんの場合は、横隔膜や腸管を摘出するようなアグレッシブな手術をして残存腫瘍が0になれば生存率は有意に高くなるそうです。でも、腫瘍が残ってしまう場合は、、、、、手術をしないほうが良かったね、という場合もあるそうorz...

 

最近は、再再発卵巣がんの再々手術についても報告があるらしく、手術は本当に大切な要因です。

 

私が罹患した明細胞癌についてですが、リンパ節郭清を行ったほうが良いか否かの臨床試験 (Lymphadenectomy in ovarian neoplasms: LION試験)を行ったところ、stage III, IVは郭清したほうが良いという結果が出ていますが、stage I, IIでの治療的意義は低いかもしれないとのこと。・・・私はリンパ節郭清を行われちゃいましたけれどね。

 

また、今後・将来の治療方法としては卵巣がん遺伝子治療や免疫療法、ワクチン療法、ドラッグデリバリーシステムなどが開発されるであろう時期にきているそうです。私たちの受けた治療以上に新しい画期的な治療が出来て「卵巣がんは治る病気」と言われる時代が来ると良いですね!!

 

 

ちなみに。私は抗がん剤治療が終わってから5か月が過ぎました。

昨年、病気が分かってからもう少しで1年。

手術時の傷はだいぶ良くなってきましたが、何せ傷口が大きいので、一年はケアテープを貼っておいた方がよいということで、今もこちらを使っています。

アトファイン Lサイズがギリギリ(時々貼り方によっては傷口がはみ出ちゃうw)の傷跡です。LLというのもあるので、そちらがピッタリの方もいるかもしれませんね。でも、おかげさまで、ケロイド様にならず、比較的綺麗な方かなーなーんて、自画自賛w

 

抗がん剤の副作用としては、足のシビレは相変わらずあります。時々痛いぐらい。

それから着圧ソックスは毎日どんなに暑くても履いていますし、虫刺されなどにも日々気を付けて過ごしています。仕事は普通にしていますよ~。

ケモブレインかな?なんて思うこともありますが、実際はどうだかわかりません。ただたんに忘れやすいだけなのか、ボォっとしているだけなのか・・・(笑)

 

そんなわけで、今日はこの辺で。

今、学会で学んだ漢方についても書き出しているので、近々アップできる予定です!

乞うご期待。なんちゃって!!

日本婦人科腫瘍学会にオンライン参加します!

明日から始まる日本婦人科腫瘍学会

現地開催は久留米のようですが、オンラインでも参加可能なので、コメディカルとして私も参加してみることにしました!!

jsgo.or.jp

 

f:id:folliculogenesis:20220713193703j:image

 

私は婦人科勤めとは言え、腫瘍は専門外。

わかる事わからない事たくさんあると思いますが、知見を広げるのには良いかなぁと思って、参加費を払い聴講してみることにします。

参加費、学会員はないと医師だと激高ですが、コメディカルはお安いんです♡

今月、自分も学会発表があるのですが、そちらの参加費は医師もコメディカルも同額。切ない…_| ̄|○

 

私の主治医のお名前も発見(笑)!

ちょっぴり楽しみです。

 

以前、患者さん向けオンラインセミナーに参加した時は、私が参加していることが主治医にバレちゃったんですが(聴講者名がZOOMなのですぐに分かったらしい)、学会だったら気が付かれまいw いや、気が付かれても良いんですがw

 

あ!市民公開講座もあるんですよ。これは流石に現地開催だけのようですが…(・_・;

https://jsgo.or.jp/64/common/shimin_poster.jpg

もし、久留米がお近くでしたらぜひご参加を!!こちらは参加費無料ですよ(^◇^;)

 

婦人科腫瘍に特化した学会とは言え、婦人科腫瘍だって幅広いわけで、皆様にフィードバックできるものがどれだけあるかわかりませんが、頑張って勉強してみます!!

 

なんだか新しい事を勉強するのって楽しい〜⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

卵巣がんの抗がん剤作用に関する論文を知り合いが報告しました!!

とてもとても久しぶりの更新になってしまいましたm(_ _)m

もう、忘れ去られているかもと思いつつ、どうしても伝えたいことがあって、、、

いや、それ以外にもいろいろあるんですけれど、無理せずボチボチ更新していきますのでこれからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)mm(_ _)m

 

とりあえずは。。。私は元気にしております。相変わらずウィッグ生活ですが、坊主女子もだいぶ慣れてきて、かなり髪も生えてきたと思います^^

f:id:folliculogenesis:20220712143315j:image

発毛記録はまた改めてブログを書きます(*´-`)

 

今ぐらいの長さのモデルさんとかはいらっしゃると思うけれど、ベリーベリーショートなので、家の中でもつい帽子をかぶる癖がついてしまっております(暑いときは脱ぎますが)。

 

 

で。今回は学術的なお話を。研究段階ではありますが、私の知り合いが卵巣がん抗がん剤について新しい知見を発表しました。

https://www.facebook.com/chibadaigakusanpu/posts/pfbid02sEGNHK2LE4Bg9BouUYwZZs1m1BX2aEeJiG3qU4LTw95TE7JWwsRWqpdsYFmKm9FDl

 

英語ではありますが、論文はこちらになります。

www.nature.com

 

卵巣がんの中でも明細胞癌は抗がん剤が効きにくいということが知られているかと思いますが、今回の報告では、ベキサロテン(製品名:タルグレチン)に、卵巣がんの中でも明細胞癌の細胞株に強力な抗がん剤作用があることを発見したそうです!!

 

すごい!!すごすぎる!!

私はこの知り合いには自分が罹患したことを伝えていないので、明細胞癌に関しての研究は本当に応援したいし、続けてほしいし、実用化してほしいと心から願って止まないのですが、今回は、論文掲載のお祝いをお伝えしたのみでした・・・^^;

 

研究からの臨床実用化の道のりは長いとは思いますが、今後一人でも多くの卵巣がん患者さんが救われて、卵巣がんは怖くないと言える時代が来たら良いですね!!!

もちろん、卵巣がんだけでなく、がんは早期発見がとても大切だと思われます。

特に卵巣がんは発見が遅れがちなので、子宮がん検診を受ける際には合わせて超音波検査もしてもらって、卵巣がんの可能性を少しでも早く見つけてもらえればと、切に、切に願う今日この頃です。

 

そして、卵巣がんを経験してしまった私たちとしては、こういう研究がどんどん進んで、治療も予防もどんどんできる日を楽しみにしましょう!!

 

卵巣がん ラスケモ後49-50日目 リハビリ復帰登山第二弾【赤城山と温泉旅行】

2022 GW後半戦、関東地方はお天気に恵まれています^ ^

 

ラスケモから50日が過ぎ、髪の毛は生え始めですが、眉毛も少しずつ「どこが眉毛か?」が分かる程度に生えてきました。

自由に生え過ぎているので整えなければならない感じですが(苦笑)

 

そんなGW後半の最中、私はまた一つ年を重ねました。

f:id:folliculogenesis:20220506112938j:image

昨年もタイミング良く咲いた、我が家の薔薇。

祖父母が植えてくれていたものですが、特に手入れもせずに今年も誕生日ドンピシャで咲いてくれました\(^o^)/

 

今年から今まで以上に特別に感じる誕生日。f:id:folliculogenesis:20220506112953j:image

サバイバーとして、誕生日を迎えるために何年経ったなぁと思うんだろうなぁと感じています。

 

そして、GW後半戦も登山に行きました!

渋滞に巻き込まれて若干スタートが遅れましたが、初級者コースということで、山に向かう車はまだまだたくさんありました。
f:id:folliculogenesis:20220506112942j:image

途中、綺麗なツツジを愛でながらドライブです。

 

そして、アチコチの駐車場が満車の中、昼前の時間だったので、下山する方もいて、その下山の方のスペースに車を停め、登山スタート❣️
f:id:folliculogenesis:20220506113034j:image

百名山の一つ、赤城山は黒檜山の登山口です。

赤城大沼のほとりの赤城神社の近くに登山口があります。

 

このお山、登り始めは岩が多いことで有名です。岩岩の急な登りですが、危ない感じではありません。
f:id:folliculogenesis:20220506113005j:image

この岩岩、トレッキングシューズでない方も登っていましたね〜。

 

登り切ると赤城大沼を見下ろせます。
f:id:folliculogenesis:20220506113012j:image

指(グローブ)が映り込んでますw

 

そこからヒィコラ登りました。すぐに心拍上がっちゃうので休み休みゆっくり登りました。
f:id:folliculogenesis:20220506113030j:image

で、赤城山(黒檜山)に登頂です!!

 

ちゃんと三角点もありますよ♪
f:id:folliculogenesis:20220506113019j:image

私にとって恒例の三角点タッチ♡

 

黒檜山からは絶景スポットがすぐ近くにあるので、行ってみました!!
f:id:folliculogenesis:20220506112956j:image

午後なのに遠くの山が見渡せます。

こちらは新潟と群馬の県境である、谷川岳連峰です。

谷川岳や平標山には登ったことがあります!

 

また比較的近いところでは

f:id:folliculogenesis:20220506113008j:image

武尊山が見えます。私はまだ登ったことがありませんー。

 

絶景スポットから振り返ると…
f:id:folliculogenesis:20220506113023j:image

日光白根山も拝めました!

 

GW前は登山道にも残雪があったようですが…
f:id:folliculogenesis:20220506112950j:image

今回は登山道には雪がなく、こんな感じでちょっとだけ残雪がありました。

 

そして、山頂からちょっと進むと…
f:id:folliculogenesis:20220506113015j:image

赤城神社の奥宮があります。無事の下山をお参りさせて頂きました〜。

 

続いて、黒檜山から赤城駒ヶ岳に向かいます。
f:id:folliculogenesis:20220506113000j:image

今度は岩ではなく、木段が多くとても整備されている道です。

 

何回か軽く登り下りして、、、
f:id:folliculogenesis:20220506112946j:image

赤城駒ヶ岳に到着です!!

こちらからは里山が小さく見渡せました。

 

駒ヶ岳からは赤城大沼まで下山します。
f:id:folliculogenesis:20220506113044j:image

途中、木段や鉄階段が多く、とても良く整備されていましたよ!

今回は11:40ごろから登り始めて、16:00直前に下山しました。

日が長いのでそんな時間でも登山者は多かったですね〜⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾

 

帰りは、常宿にしている赤城南麓の旅館へ。
f:id:folliculogenesis:20220506113037j:image

今回は半露天風呂が付いているお部屋です。

まだまだ頭髪が目立つほどに生えていないので…大浴場に行く勇気はまだ無いんですよねぇ…

 

そしてこちらが、
f:id:folliculogenesis:20220506113026j:image

夕飯の品々。山の幸だけを使ったお料理の数々です。

 

お風呂には何回も気兼ねなく浸かり、登山の疲れを癒しつつ、足のシビレも少しずつマイルドになったかなぁ…
f:id:folliculogenesis:20220506113040j:image

こちらは朝食です。美味しいものばかり、たくさん頂きました\(^o^)/

 

誕生日からの登山、そして温泉と盛りだくさんの2022GWでした!!

飛び石連休だった割には、シッカリ満喫できました〜٩(ˊᗜˋ*)و

卵巣がん ラスケモ後初登山【GWにまずは高尾山へ】

ブログに立ち寄って下さりありがとうございます!

 

私は遅まきながら登山デビューして7-8年経つのですが、

「あなたは癌の可能性がかなり高いから入院手術ね」と初診でいきなり言われた週の初めも、山登りをしておりました。

 

そして手術してから半年が過ぎ、ラスケモから1か月が過ぎた後にやってくる2022年のGWにて、登山を再開しようと、再開するなら「高尾山」だな、と密かにずっと考えていました(それこそケモ中も妄想登山してましたw)。

 

そしていよいよ2022GW前半戦。天気の変化が激しく雨で寒い日が多かった中、一日だけ晴れた日に、高尾山登山に出向きました。

 

しかも、ただの高尾山じゃ人も多いしつまらないってことで、裏高尾から(笑)

裏高尾、奥高尾とも呼びますが、高尾山のさらに奥には、小仏城山、小仏峠、景信山そして陣馬山と縦走できるルートがあります。もちろんどのルートも行ったことがあります。

昨年の7月頃には初めての「単独行」にて景信山から陣馬山へ向かったので、

今回、当初は景信山から小仏を通って高尾山を目指そうかと思っていました。

 

がんの治療だけでなく、病後のリハビリ登山として縦走登山をする中で、高尾山を最後にする事にはメリットがあります。

それは、一般的にも良く登られている高尾山ですので、ケーブルカーにリフトと言った乗り物があることが第一です。

歩き疲れたり、体力の限界を感じたとき、ケーブルカーやリフトに助けてもらうことも可能です。

また、薬王院というお寺があるので、山道にも関わらず、外灯が整備されている場所があり、遅くなってしまっても真っ暗の山道になる事がありません。

一号路を歩く場合、とても急な坂道ですが舗装されているため、木の根や岩などで転倒する恐れがありません。

茶店も多く、売店も多くあるため、お腹がすいたり喉が渇いても「なんとかなる」可能性が高いです→だからと言って頼りすぎてはダメですが。

また、高尾山口駅が近いため、下山すればバスなどの時間を心配せずに公共の乗り物に乗ることが可能です。

 

そんなわけで、山を歩いてみたいな、と思っていつつ、もうちょっと欲張りに歩いてみたいと考えるのであれば、高尾山をゴールにするルートを組み立てることをお勧めします(/・ω・)/

 

そんなわけで、今回は高尾駅北口からバスに乗り「小仏」バス停からスタートしたのですが・・・・・

f:id:folliculogenesis:20220506112356j:image

なんとこのバス停についたのが午後。起きられなくて午後スタートになってしまいました。それでも何とかなるのが高尾山の良いところ(良い子はマネしちゃダメw)。

 

こーーーんなに良いお天気なんですよ。ちなみに小仏バス停は中央道のすぐ脇です。
f:id:folliculogenesis:20220506112336j:image

下山してくる方々とすれ違いながら進んでいきます・・・

 

道中の民家では美味しい梅干しなどを売っていますよ^^f:id:folliculogenesis:20220506112324j:image

今回はミョウガの梅酢漬けを買わせていただきました!

 

山藤かな?山桜かな?きれいなお花を見ながら歩いていきます(舗装道です)。
f:id:folliculogenesis:20220506112230j:image

 

今回、景信山からスタートする予定でした。

ということは、ここから登っていくのですが・・・。何せ午後スタート。

高尾山に着くのが夕方になってしまうと思われたので、今回は景信山は諦めて、一つ先の小仏峠に向かうことにしました(歩き始める前にルート変更をしました)。

f:id:folliculogenesis:20220506112305j:image

景信山へはここから結構急な山道を登ることになります。

 

しばらく車道を歩くと駐車スペースがあって、登山道が始まります。

道中にはこのような水場もありますよ。
f:id:folliculogenesis:20220506112226j:image

↑これは私ではありません(-_-;)

 

かなり整備されている歩きやすい登山道を登っていくと、到着するのが・・・
f:id:folliculogenesis:20220506112257j:image

こちら。小仏峠です。中央道の渋滞のメッカ、小仏トンネルの上ですね。東京の街並みが見下ろせます。

 

ここで、先ほど買ったミョウガとオニギリで小休憩。
f:id:folliculogenesis:20220506112637j:image

小仏峠に着た途端、登山者が増えました。陣馬から歩いてくる方が本当に多い気がします。こんな午後の時間でも(;^_^A

なんとなく時間も気になるので、もう少し歩いて小仏城山に向かうことにしました。

 

 

小仏峠にはタヌキの置物がありますよ。でも、前日までの雨で池のようになってしまっていました・・・

f:id:folliculogenesis:20220506112352j:image

晴れて乾いていれば、狸さんにもっと近づけます^^;

 

道中相模湖を見下ろせるスポットなんかもありながら・・・
f:id:folliculogenesis:20220506112332j:image

小仏峠からほどなくして、

 

小仏城山山頂に到着です!!
f:id:folliculogenesis:20220506112221j:image

小仏城山山頂には茶店が2店あります。かき氷がとても有名なんですけれど、この日は寒かったのでかき氷は食べませんでした。

 

GWから行われる恒例のスタンプラリーも開催されています!
f:id:folliculogenesis:20220506112344j:image

期間は6月末までなので、1日でなくて何日かかけてスタンプハイクを楽しむのもアリですよ。

 

そして茶店では、なめこ汁と味噌田楽、そして甘酒を購入し、先ほどのオニギリなどとともにちょっと遅めの昼ご飯を取りました。
f:id:folliculogenesis:20220506112316j:image

ちょっと遅めの時間でしたが、それでもお昼ご飯やおやつを楽しむ人で賑わっていましたねー。さすが高尾山の領域です。

 

こちらが小仏城山山頂からの眺め。本当にきれいです。
f:id:folliculogenesis:20220506112247j:image

小仏城山は、高尾山よりちょっと高い670.3mです。以前は天狗の置物があったのですがなくなってしまいました・・・あと、トイレは水洗の洋式が完備されていますよ~。

 

高尾山が近づいてくると「シャガ」というお花がたくさん咲いていました。
f:id:folliculogenesis:20220506112243j:image

なかなかきれいなお花ですよ。


そして、高尾山の麓までたどり着きました。
f:id:folliculogenesis:20220506112312j:image

高尾山側から来ると、この先は「裏高尾」なので登山装備をしていない人は行かないでね、みたいなことが書いてあります。まぁ、スニーカーの人も見かけますけれどね・・・できればトレッキングシューズの方が安全ですが、どうでしょうね。

 

そして、今までなかったメッセージ。マスクせよ、とのこと。

人とすれ違うことが少ない山道ではマスクしなくてもまぁ大丈夫なんですけれどね、高尾山は人気の山ですから、注意書きがありました。
f:id:folliculogenesis:20220506112253j:image

この看板の横に階段があり、階段を登りきると高尾山山頂です。

 

高尾山山頂直下には猫さんもいらっしゃいました=^_^=
f:id:folliculogenesis:20220506112340j:image

撫でても逃げない、かわいらしいニャンコさんでした♪


夕方も4時を過ぎていたので、高尾山山頂もかなり人が少なくなってきてはいましたが、まぁそれでもたくさんの人がいましたねー。
f:id:folliculogenesis:20220506112233j:image

高尾山山頂は599.15mです。スカイツリーが634mだからスカイツリーより低いという・・・

 

登山らしいことと言えば、三角点ですが。。。
f:id:folliculogenesis:20220506112319j:image

一応三角点タッチしてきました!

しかし手が浮腫んでいるな。。。水分不足ですね。よろしくないー(-_-;)

 

そして高尾山山頂からは薬王院を通って下山します。
f:id:folliculogenesis:20220506112239j:image

無事の下山とかを願ってから帰ります。

 

ケーブルカーに乗ればよかったのですが、混んでいたのと、体力的にはまだ大丈夫そうだったので一号路を歩いて下山しました。
f:id:folliculogenesis:20220506112328j:image

でもとても急な一号路。歩き出したらもう引き返すのも大変なほどの坂なんですが、ケーブルカー、待ってでも乗ればよかったな、と思えるほど辛かったです( ;∀;)

 

ペタペタと力なくトレッキングシューズを響かせながら、何とか下山。
f:id:folliculogenesis:20220506112301j:image

もう17時も過ぎていても人は多かったですね。さすが高尾山。そういえばまだ登っていく方もいました。ナイトハイクする方もいらっしゃいますしね。すごいなぁ、高尾山。

 

ちなみにですが。

ケモの副作用で足のシビレはずっとあります。やはり足が疲れてくるとシビレを強く感じました。

筋肉痛にはなってしまいましたが、それ以外、リンパ浮腫のようなことも起こらずに過ごすことができています。

脚は登山用の軽いスパッツを履いた上に長ズボン。そして登山靴下にトレッキングシューズ。脚はバッチリ保護して歩きました。

今後の登山も、足のケガには十分に気を付けて登らなければなりません。

あとはもう少し水分をまめに取って、手や身体の浮腫を防いだ方が良いかなというのが反省点でした。

 

何はともあれ、手術後ラスケモ後の登山、大成功でした!!!

最後までお読みいただきありがとうございました♪

卵巣がん 抗がん剤治療(TC療法)による脱毛の記録

訪問ありがとうございます!

 

私が手術後に受けた抗がん剤治療は

【TC療法】です。

正式には、パクリタキセルとカルボプラチン。

婦人科がんではとても一般的な抗がん剤治療です。

 

1クールの時に薬についてと想定される副作用について書いていますので、

よろしければ覗いてみてください^^

ransounoushu-chiryo.hatenablog.com

ransounoushu-chiryo.hatenablog.com

 

とにもかくにも、パクリタキセルは脱毛が高度に起こりやすい抗がん剤であり、

カルボプラチンは脱毛が中程度に起こりやすい抗がん剤ですので、

婦人科がんでTC療法を受けることになるほとんどの方が脱毛します

 

あ、ちなみにですが、抗がん剤投与中に頭皮を冷やすと脱毛を防ぐ事ができる、という研究も行われています。まだ研究段階です。

私は手足しか冷却しませんでしたが(シビレ防止のため)、頭も冷やしたい!と、申し出たらやらせてくれるかもしれません。是非、抗がん剤投与のタイミングで担当の看護師さんや薬剤師さんに相談してみてくださいね!!

 

そして、髪の毛の脱毛はウィッグや医療用帽子、バンダナなどで外観上変化を付けられますし、治療が終われば生えてくると言われています。

 

脱毛って髪の毛だけはありません。

最初は私も大丈夫かな?少し減るだけかな?と思っていたのが、眉毛とまつ毛なんですが、4-5クールぐらいから乏しくなり、今やチョロッとしか生えていない眉毛とまつ毛です。

ちなみに眉毛は眉ティントとアイブロウと眉用マスカラでメイクしておりますし、まつ毛は付けまつげになれていないので、アイラインで見た目をフォローしています。

でも実際、汗をかいたときにダイレクトに汗が目に入ったり、実際の毛がないことによる弊害の方が気になるかなー。

あと、耳毛や鼻毛もありません。今はマスク時代ですから鼻毛とかは目立たないかもしれませんが、よーーくみると違和感あるでしょうね。

腕毛や脚毛は脱毛サロンに通っていましたが、今やスッキリツルツルです^^;

 

とはいえ、これから治療される方とかは今後起こるであろう脱毛がどのような変遷を経るのか、気になりますよね。

私のブログでは各クールのまとめとかに写真を載せてはあるのですが、ここで脱毛記録をまとめておこうと思いました。

 

ただ、いきなり頭の写真もちょっとえげつないので、お目汚し前にお花の写真でも^^


f:id:folliculogenesis:20220419161011j:image

f:id:folliculogenesis:20220419161014j:image

どちらも立派なお花ですよね。ボタンとシャクヤクです。

私のスマホは「しゃくやく」と打つと「芍薬甘草湯」って出てきちゃいますけどw

 

 

というわけで、本題です。

まずは1クール目から撮ってみました。

大体14-15日目から脱毛し始めるので、教科書通りでした。

ウィッグやケア帽子は治療前もしくは、最初の抗がん剤から10日目ぐらいまでに用意しておくと安心ですね。

f:id:folliculogenesis:20220419101748j:image

 

2クール目以降はそんなに変わっていない気もしていたのですが、並べてみると徐々にさらに脱毛が進んでいることが分かります。
f:id:folliculogenesis:20220419101803j:image

 

3クール目以降も然り。微妙なんですが、徐々に減っているんですよ。
f:id:folliculogenesis:20220419101757j:image

 

角度によって微妙に違うかもしれません。一応経時的なんですが、前髪や横髪も徐々に徐々に減ってきました。
f:id:folliculogenesis:20220419101751j:image

 

もう、ここまでくるとほぼ変わらないかなぁ。抗がん剤治療中なんども頭皮の湿疹にも悩まされました。処方してもらったお薬ですぐに治るんですけれどね。
f:id:folliculogenesis:20220419101753j:image

 

最終的に、6クール目になってもチョロリと髪は残っています。

前と横がやはり少し多いかな。

剃らない場合、完全になくなってツルツルという事にはならないみたいですよ。

こういうちょろ毛が嫌だと思う方は剃っている方が多いですね。

私は美容師さんにも相談して剃らない方を選びました。

f:id:folliculogenesis:20220419101800j:image

 

抗がん剤が終わって1か月が過ぎましたが、相変わらず産毛が生えている程度です。

産毛は実は、各クール毎に生えていたのですが、気が付かないうちに脱毛していた模様。なので、今回の産毛はそのまま残るのかなぁ、伸びていくのかなぁと、やんわり期待しています^^;

 

今も継続して写真を撮っています(毎日じゃないけど)。今後はどのように髪が生えていくのか、また、ある程度写真が溜まって、髪の毛が生えてきたなというのが分かるようになったら、ブログにアップしようと思っています!!

 

育毛剤とかは髪が生えてからじゃないと意味がないと聞いたことがあります。その辺りも美容師さんに相談かなー。

 

ちなみにですが、今の副作用の悩みは、髪の脱毛よりも、足のシビレです。1番の悩みどころかな。ま、歩けますけどね…(^◇^;)