婦人科勤めの私が婦人科に入院手術したら卵巣ガンだったお話

婦人科勤務の私が婦人科に入院手術そして卵巣がんの治療を受けた話を綴ります。

抗がん剤治療(TC療法) 1クール目2日目 【想定される副作用発現時期の目安について】

昨日は一日お休みして抗がん剤投与を受けてきましたが、今朝は平熱、元気、お腹もすく、全く体調に問題なし・・・のため、元気に勤務いたしました。

 

とはいえ、今日と明日はこちらのお薬を飲んでます。

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アプレピタント(制吐剤)とデカドロン(ステロイド系抗炎症剤)。

薬で抑えられてるのかなぁ。どうなんでしょうか、サッパリ分かりません(笑)

 

このまま毎日食欲もあり元気だと良いのですが・・・(中にはそのような方もいらっしゃると聞きます)。

昨日の抗がん剤投与前には薬剤師さんから改めてTC療法の副作用について説明がありました。

 

  1. 悪心・嘔吐:人によっては投与初日から5日目ぐらいまで起こることがある。症状がある場合は我慢せず相談のこと。人によっては遅延性悪心などもあるので一週間後ぐらいまでは気を付ける・・・今のところ全くそんな気配はないです
  2. 筋肉痛・関節痛:投与後2-3日以内に発現し、発言後2-3日で治まるらしい。必要なら鎮痛剤を飲んでもよいとのこと・・・筋肉痛、あるようなないような・・
  3. 血小板減少:投与後7-10日頃から減少し始める。見た目ではわからない変化。採血にて判断します。出血が起こりやすく、血が止まりにくい。外傷は気が付くことができるけれど、お腹の中の傷は気づけない。黒色便が出たときは病院に連絡
  4. 口内炎:一週間後ぐらいから現れることも。とにかくうがい、口をすすぐことをまめにする。朝起きてから寝る迄2-3時間おきに口の中をさっぱりさせておくと良いらしい。甘くない飴類もお勧めとか。タブレットとかかな?歯磨きはやさしい歯ブラシを使用する。あ、洗口液について聞くのを忘れていたな・・・マイルドタイプの洗口液なら有効だと思っているんですが、どうでしょうかね・・・
  5. 下痢や便秘:水分補給、軽い運動で便秘は防げるかも。場合によっては下剤投与。一日に7回以上の下痢の場合は治療を要するそうです。
  6. 全身倦怠感:これも一週間後ぐらいから。身体がだるい、疲れやすいなどの症状が現れることも。軽度な運動や気分転換がお勧めとのこと。気分の問題なの??
  7. ヘモグロビン減少:いわゆる貧血。これは二週間後以降から現れることも。めまいや立ち眩みがある場合は急な動作は控えること、だそうです。
  8. 脱毛:治療日から2-3週間で抜け始めるとのこと。これは今現在も防ぐ手段がないそうですね。治療が終われば3-6か月で生えてくるから、と。ウィッグや帽子を活用するという対処療法しか現在も無いみたいです。残念。
  9. しびれ:投与が繰り返されると手足の感覚が鈍くなったりピリピリとしびれを感じることもあるとのこと。そして数か月持続するらしい。弾性ストッキングで防ぐことができますように!

 

 

病院からは次の診察時までにチェックする問診票をいただきました。全部で12項目!すべて「なし」から「治療を要する状態」「日常に支障がある」まで0点から4点までを選んで提出する方式です。

項目は「嘔吐」「吐き気」「下痢」「食欲不振」「口内炎」「脱毛」「便秘」「だるさ(疲労)」「味覚変化」「しびれ」「痛み」「手足の皮膚症状」です。

当然昨日はすべて「なし」の0点で提出しました。

 

でも・・・毎日の体調覚えていたりノート取るのも大変かな?と思っていたのですが、ネットで見つけました。TC療法中の体調チェックシート。

ニプロさんが作成している乳がん患者さん用の健康管理シートですが、薬の種類は違っても同じ名前の「TC療法」。これは活用できそうなので、これから抗がん剤治療される方は、このpdfをダウンロードして印刷するかPC上で利用してみてください!毎日の日記代わりにもなるし、便利かもですよ (早速私も昨日からつけています)!!

drive.google.com

 

そう言えば、昨日の朝の採血はちょっと失敗されてグリグリ探られた上に採血が痛かった。こんなの初めてだったけどシッカリ跡がついてしまいました。点滴跡は綺麗なものですが、入浴で雑菌入らないようにテーピングしました。

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私の職場の医師たちからは、

白血球や血小板が減るとウィルス感染とはちょっと違うけれど、感染しやすくなる(体が弱くなる)ので、

今まで以上にコロナ対策で頑張ってきた手指衛生や日常の注意を徹底させておけば良いよ!!!と言ってくれました。

コロナ禍の折、もうすっかり定着した手指衛生にマスク生活。

これからも徹底していこうと思っています!!!