入院前の医師からの説明・・・のお話し。
先週のことになりますが、入院前の病状および手術の説明を夫婦で医師から受けました。
その時のお話を書いておこうと思います。
まず病名はいきなり・・・「卵巣ガンの疑い」!!
あれれ、いきなりガンですか、そうですか・・・って感じですが、
まぁ腫瘍のDr.なのでそんなことになりますかね。
まず、私には子宮内膜症・チョコレート嚢胞がありました。
この手術は15年前に受けたものと同じ。
内膜症やチョコレート嚢胞というだけであれば良性の腫瘍、ガンとは言われません。
もちろん、その15年前の手術時もガンの疑いが0%ではないので精査していただきました。
ちなみに、チョコレート嚢胞(チョコレート嚢腫)って本当に中身がチョコレート色なんですよ。茶色いんです。で、ザラザラしている細胞が散らばっています。
要するに古くなった血が卵巣の袋(卵胞)の中に留まっているような状態ですね。
なんでチョコレート色しているのを知っているかというと、私がそういうのをよく見かける仕事をしているからです。
さて。そのチョコレート嚢腫があって、閉経期、40-50代ぐらいに再発することはしばしばあるそうです。私も40代の途中から再発しているのは知っていました。
でもしばらく全く変化なく大きくなることも変な形になる事もありませんでした。
大抵の場合はそれだけなんですが、中にはそれがガン化することもある。ガンの種類によっては4%ぐらいと非常に低率ですが、0%ではないところがミソですね。
で、チョコレート嚢腫からガン化すると以下のようなガンが疑われます。
- 明細胞ガン
- 類内膜ガン
- 漿液粘液性ガン
年齢によっても異なるようですが、一番確率が高いのは明細胞ガンだそうです。
手術中にチョコレート嚢腫を摘出し、迅速に検査します。術中に病理迅速検査ってよくある事です。ガン細胞が含まれているか否かを迅速に検査してもらいます。
もちろん、その間はお腹の中は開いたままです。。。当然全身麻酔下ですが。
で、もし、悪性のものが見つかったら。
チョコレート嚢腫がある卵巣だけでなく、子宮も反対側の卵巣も摘出するそうです。
それは私の年齢的にもう子供を望んでいないから。
もし、まだ赤ちゃんが欲しいと思う年齢やそう思っていたら術式は変わります。
子宮がなければ赤ちゃんは産めませんし、卵巣がなければ卵子が得られませんからね。
それから、大網といって子宮がぶら下がっている膜も摘出。
さらにガンが広がっているようならリンパ節郭清と言ってリンパ節もきれいにするそうですが、今のところ私のMRIやCT, 腫瘍マーカーの値からは最後の確立は低いみたいです。まぁ分からないですけれどね・・・。
リンパまで取るとなると入院は延びるし治療もさらに大変なものになるのだそう。
・・・。
正直言って、チョコレート嚢腫がある側の卵巣を摘出するだけかなと当初は思っていただけに、うわー、全摘かぁとガッカリというかなんというか、驚きはしませんけれど残念な気分になったのは言うまでもありません。いや、普通は驚き嘆くところか?!
でも術後も元気に過ごせるようになるために、Dr.の指示通りに従います!
まだガンと決まったわけではありませんが、Dr.の急ぎ様から計り知れちゃいますね。
Dr.にとっても、知り合いを自分の専門である卵巣ガンで亡くすのは後味悪いでしょうし。。。
今のところDr.に異論や疑問はありません。
もうこうなったらいち早く患部を摘出してしまいたい気持ちです。頑張らねばー!!!