婦人科勤めの私が婦人科に入院手術したら卵巣ガンだったお話

婦人科勤務の私が婦人科に入院手術そして卵巣がんの治療を受けた話を綴ります。

抗がん剤治療(TC療法)4クール目スタート!とその翌日のお話。

ようやくTC療法も4回目スタートを切りました(予定ではあと2回です)。

今回、3クール目でも色々な副作用がありましたが、4クール目はさらに当日プチハプニングもあり、ケモ室担当のNsさんから言われたこと、注意点などをまとめて書いておこうと思います。

 

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朝イチで採血、結果が出たら婦人科で診察(お話のみ)で点滴準備、そしてケモ室に異動して抗がん剤投与を行う、丸一日病院にいるプランです(今までと同じ)。

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今回は、左腕を希望しました。前回が右腕だったから、という大義名分がありますが、正直右腕だと右利きの私は投与中もなかなか不便で厄介だったんですよね。左腕の方の血管、しっかり見えていたし・・・。

でも、今回も若いDr.が非常に慎重に、というかなんでそんなに?というぐらい緊張感たっぷりで、むしろコッチが緊張するわと思いつつ、焦らせても行けないのでグッと堪えて刺してくれるのを待ちました。

私の前にもお一人、ケモの方がいたので、その方の点滴針穿刺もこのDr.だったのでしょうね・・・。後ろでちょこまかとサポートしてくれるいつものケモ担のDr.もハラハラしているのが分かっちゃうぐらいの緊張感が漂う診察室でした(苦笑)

 

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9時半少し前にケモ部屋の外来処置室にたどり着き、吐き気止めのアプレピタント125mgをNsさんの目の前で飲みます。そこから30分後から点滴スタート。それまでの間に、自分の座席でこれから長時間に及び点滴のための準備。飲み物とかおにぎりとかを出しやすい位置に置いておいて、スマホの充電とか、LANからのWiFi変換を取り付け、座席をリクライニングして、ブランケットをかけて待ちました。

 

まずはケモ担当のNsさんからの問診です。3クール目で起こっていたことを渡されていた用紙に簡潔にまとめ書いておくのですが、それを元に副作用についてお話しがありました。今回の副作用で、病院に連絡したほうが良い状態になると思われたのは次の2点です。

  1. 頻便について:軟便が一日6回というのは多いけれど、軟便であれば問題ありません。ただし、この頻便が水様便、ほぼ水のような状態であれば、病院に連絡くださいとのこと。水分補給が必要になる場合があり、点滴加療の可能性が出てきます。と。
  2. 点滴後数日経ってからの腕の腫れについて:数日経ってからの腫れであれば緊急を要するものではない可能性が高いけれど、もしその部位が赤く腫れて熱を帯びているようであれば、病院に連絡くださいとのこと。アナフィラキシーなどの可能性があるとのことでした。これは覚えておかなければなりませんね。今回の私の場合は、気が付いたら内出血の治りかけのような色合いでしたのでセーフだったみたいです(赤いときがあったのかわからないw)

 

あ。ちなみに今回の私の抗がん剤投与に関する準備は、脚に手術時に履いた弾性ストッキングを着用した上に、市販の弾性ストッキング(ハイソックス)を履きました。二重履き、キツキツですが耐えられる範囲内。

手にはいつも着用する手術用手袋のワンサイズ下のものを装着し(これはスマホ使用可)さらに、右手には弾性グローブを。でも今回は手が浮腫んでいたのか、左手小指が特にきつく、血が止まっちゃうんじゃないかと思うぐらいの状態でしたので、パクリタキセル投与後に外しました・・・

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すでにもう眠かったのですが、パクリタキセルでさらに眠くなる私。もうほとんど記憶がございません・・・。あ、トイレに行ったぐらいですかね。点滴するとお手洗いどうしても近くなりますよね~。

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そして、毎回、手足のシビレの副作用に悩まされる私。手の痺れは投与後1週間も経てばかなり軽快してくる一過性のものみたいで、これを書いている今はほぼシビレを感じません。手袋と弾性グローブ、効いているとよいのですが・・・

足裏のシビレは手ごわくて、全く引く感じがありません。特に仕事中はそれを強く感じまして・・・座ったり立ったりが激しいからかもしれませんが、靴下用ホッカイロを毎日愛用していてもずっと気になります。家ではモコモコソックスをずっと愛用していますが、それでも気になる。

そんなわけで、今回は看護師さんにお願いしてみたら、保冷剤を用意してくれました。なんだ、用意してくれるんじゃんw

ただし、保冷することに対するしっかりとしたエビデンスがあるわけではない事、他にも保冷している人がいないわけではないこと、保冷材はパクリタキセル投与中だけ使用するが、3時間あるのでずっと冷やされるわけではないかもしれないことを念押しされました^^;

良いんですよ、試してみたいんです。もしかしたら私にも効果があるかもしれないじゃないですか^^ そんなわけで、足はずっと保冷材に突っ込んで過ごし、手は時々突っ込んで過ごしました。手はどうしても・・・スマホ見たりすることもあってずっと保冷材に突っ込んでいられなかったですね^^; それから、部屋は暖かいので保冷材を使っても冷えて困るという事はありませんでした。ヨカッタ

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パクリタキセル投与中、眠いとは言え、もう昼時間。

お手洗いから帰ってきて、のどが渇いていたのでお茶を飲むついでに漢方を飲んで昼ご飯準備。今回はおにぎり🍙の小さめのものを3個持参しましたが、2個だけ食べました。斜め前の方も持参したパンを食べていたりして、それぞれ気ままな(?)抗がん剤投与時間を過ごしています。

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そしてカルボプラチンの投与開始。この時ちょっとしたことが起こりました。

投与開始後少し点滴の「落ち」が悪くなり始めていたのでNsさんが調整していたところ、点滴の部分じゃなくて、袖をめくっているあたりが痛くなってきました。アレ?変だな?なんでここが?っていう二の腕の部分が痛い・・・気がする・・・いや、やっぱり痛い!あぁ、これは痛い!!!と思ってゴソゴソしていたらNsさんが駆け付けました。でもめくっている袖の位置を変え、態勢を変えたら痛くなくなって来たので、点滴の針の場所でもないし、血管痛?みたいな感じですが熱があるわけでも赤くなっているわけでもないので、特に処置もせず過ごしました。そのあとも痛くなったり平気だったり。態勢の問題だったんですかね。

そして、もう一個問題点が。

お手洗いから帰ってきたぐらいで、なんか脈が速い気がしていました。アレ?変だな。やっぱりなんか脈が速い?よく登山中にも起こることだけど、深呼吸して治まる・・・かな?とか思っていたら次第に収まってきたのですが、不整脈?ではない感じ。点滴のポタポタポタポタが割と早かったのですが、それと同じぐらい脈が速く、その時間がどれぐらいだったでしょうか・・・でも治まったからそのままにしていたんですよね。

そしたら、帰り際に今日の抗がん剤投与を振り返ってみて、お話しているときに「それは出来たら直ぐにこちらに伝えてください!!」って言われちゃいました^^;

カルボプラチンも回を重ねていくとアレルギーを起こす可能性があります。不整脈も頻度不明で起こる副作用の一つです。次回の投与時に同じようなことが起こるかもしれないので、カルテに書いておきますね。遠慮しないで伝えてね!!って何度も念押しされて言われちゃいましたー。はぁ、ごめんなさいー

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そして、最後の生食流しの時間。これ、いっつも私遅くなっちゃうんですよね。血管が点滴を拒否しているイメージ^^;いや、イメージですよ、個人の感想ですw

点滴止まっちゃう勢いだったので、Nsさんが色々調整してなんとか流れるようになり、最後の方はガガガガガーっと早く流れていきましたが、結局30分という倍の時間がかかってしまいました。送迎を頼んでいた夫をいつも待たせちゃうんですよねー

 

そして翌日。朝は元気ですが、どこかフワフワしているような?熱はありませんし、仕事しました。

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デカドロン、不眠の副作用があって、前回はほとんど寝れなかったので・・・今度はちゃんと眠れますように!!

しかし、あまり体調はよろしくないのかもしれません( ;∀;) なんか変な気分。決して気持ち悪いとかは無いんです。お通じも最初はイマイチだったけれど、仕事中にドカンと出てスッキリしました(お食事中の方ごめんなさいw).

 

今回は4回目にして様々なハプニングが伴う抗がん剤治療でした。

ジーラスタ投与後にめくるめく副作用が待っていることでしょう・・・嫌ですが、しょうがないですねー┐(´∀`)┌ヤレヤレ